一人昼飲みが「アリ」になった理由
少し前までは「昼から一人で飲む=寂しい人」というイメージがありました。今は違います。背景にあるのは「おひとりさま消費」の拡大。一人焼肉、一人カラオケ、一人キャンプ——誰かと一緒でなくても楽しめる娯楽が増える中で、一人飲みへの抵抗感も薄れました。
もうひとつは、昼飲み対応の店が増えたこと。11時から日本酒を出す和食店、ランチタイムにビールセットを用意するビストロ、そもそも朝から開いている立ち飲み屋。受け皿が整ったことで、一人昼飲みは「趣味のひとつ」として定着しつつあります。
初めての一人昼飲み、どんな店を選べばいい?
店選びさえ間違えなければ、気まずさはほぼゼロです。以下のポイントを押さえてください。
カウンター席がある店
一人昼飲みの鉄板。テーブル席に一人で座るのは落ち着かなくても、カウンターなら自然です。目の前で料理が作られる様子を眺めているだけで、時間はあっという間に過ぎます。
立ち飲み屋
一人客率が最も高い業態。「立ち飲み」という形態自体が短時間・少人数を前提にしているので、一人で入っても完全に溶け込めます。1杯だけ飲んで帰っても全く問題なし。
大衆酒場・せんべろ酒場
ガヤガヤした雰囲気が味方になる。周囲が賑やかだと、一人でいることが気にならない。赤羽・上野・新橋あたりには、昼から営業している大衆酒場が多数あります。
避けたほうがいい店
逆に、初回はこういう店を避けると安心です。カップルや家族連れがメインのレストラン完全個室が売りの居酒屋(一人で個室は落ち着かない)ランチタイムが激混みのチェーン店(席を占有する罪悪感が出る)
一人昼飲みの過ごし方
スマホを眺めているだけでも構いませんが、せっかくなら「一人の時間」を味わいましょう。料理をじっくり味わう。誰かと一緒だと会話に意識が向きますが、一人なら料理の味に100%集中できます。刺身の鮮度、日本酒の温度、焼き鳥の焼き加減——五感で楽しむ食事は、一人飲みの特権です。
本や雑誌を持参する。カウンター席で文庫本を読みながらビールを飲む時間は、カフェとは違う贅沢感があります。読書好きの人には特におすすめ。次に行きたい店をリサーチする。飲みながら「次はどこに行こう」と調べるのも楽しい。
食べログやInstagramで近所の店を探していると、思わぬ名店が見つかることも。何もしない。ぼーっとする時間も、一人昼飲みの魅力。仕事のことも家のことも忘れて、ただ目の前の一杯に集中する。これが意外と最高のリフレッシュになります。
予算の目安
一人昼飲みはコスパが良いのも魅力です。
スタイル予算目安滞在時間せんべろ酒場(立ち飲み)1,000〜1,500円30分〜1時間大衆酒場(カウンター)1,500〜2,500円1〜1.5時間居酒屋ランチ+ビール1,500〜2,000円1時間ビストロ・ワインバー2,500〜4,000円1〜2時間はしご酒(2〜3軒)3,000〜5,000円2〜3時間一人だと注文量を自分でコントロールできるので、予算オーバーしにくいのもポイント。
「今日は1,500円まで」と決めておけば、それ以上使うことはまずありません。
一人昼飲みで気をつけたいこと
飲みすぎない。昼から飲むと酔いが回りやすい。1〜2杯で切り上げるくらいがちょうどいい。帰り道にふらつくのは、昼でも夜でも格好悪いです。長居しすぎない。特にカウンター席は回転が大事。2時間以上居座ると、店側も困ります。立ち飲み屋なら1時間が目安。ランチピークを避ける。
12〜13時半は食事客で混雑する店が多い。一人昼飲みは11時台か14時以降がベスト。空いている時間のほうが、店員さんとの会話も楽しめます。
一人昼飲みにおすすめのエリア
東京
赤羽 — 一人昼飲みの聖地。「OK横丁」「まるます家」など朝から飲める店が集中上野・御徒町 — アメ横ガード下に立ち飲み・大衆酒場が密集。一人客比率が高い新橋 — ニュー新橋ビル周辺はサラリーマンの一人飲みスポット吉祥寺 — ハモニカ横丁は一人でのはしご酒に最適
大阪
天満 — 日本一長い商店街の裏に昼飲み酒場が密集。一人でふらっと入れる雰囲気新世界 — 串カツの一人食べ歩き+昼ビールが定番
その他
川崎 — 京急沿線に昼飲み対応の立ち飲み・大衆酒場あり天神(福岡) — 屋台文化が一人飲みのハードルを下げてくれる各エリアの詳しいガイドは、昼飲みの魅力と全国おすすめエリア完全ガイドをご覧ください。
一人もいいけど、たまには誰かと飲みたい日もある
一人昼飲みの良さは自由なこと。でも「今日は誰かと飲みたいな」という日もあるものです。Gourmate(グルメイト) は行きたい店を指定して飲み仲間を募集できるサービス。「土曜の昼に赤羽で昼飲みしたい人いませんか」——そんな使い方ができます。
一人で飲む日と、誰かと飲む日を使い分けるのが、大人の昼飲みの楽しみ方です。

