「今度の週末、誰かと食事に行きたい」と思ったら

食べたい店はあるのに、誘う相手が思い浮かばない。社会人になると、そんな場面は珍しくありません。学生時代なら「今日焼肉行かない?」の一言で人が集まったのに、社会人になると予定の調整だけで一苦労です。Gourmate(グルメイト)のユーザーデータを分析したところ、どんな人が「新しい食事相手」を探しているのか、その実像が浮かび上がりました。

年代別 — 30代が36.3%で突出

年代

割合

30代

36.3%

20代

21.8%

40代

16.8%

50代

8.2%

30代が全体の3分の1以上を占めています。転職、結婚、引っ越しと生活環境が大きく変わるこの時期は、学生時代の仲間とは生活圏が離れ、職場の人間関係だけでは食の趣味が合わないという状況が生まれやすくなります。

「美味しいものを誰かと一緒に食べたい」というシンプルな動機が30代に集中しているのは、こうした背景を考えれば必然と言えるでしょう。20代は21.8%で続きますが、この層はカフェや焼肉などカジュアルなジャンルが中心で、予算帯も比較的控えめです。一方40代以上は和食やフレンチなど単価の高いジャンルを選ぶ傾向が顕著で、食事の質を重視する姿勢が見て取れます。

職業 — 会社員が半数、経営者の存在感

職業別の内訳も特徴的です。

職業

割合

会社員

50.7%

経営者

5.1%

医療関係者

3.3%

会社員が半数を占めるのは予想通りですが、注目すべきは経営者が5%を超えている点です。経営者層は平均予算が全職業中で最も高く(15,777円)、和食やフレンチを好む傾向があります。社内では対等な立場で食事を楽しめる相手が限られるため、外部に食事仲間を求めていると考えられます。

医療関係者の多さも見逃せないポイントです。不規則な勤務体系で予定が合わせづらい事情が、「都合の合うタイミングで食事相手を探せる」サービスとの相性の良さにつながっています。職業によって食事相手を探す理由は異なりますが、「気の合う人と美味しいものを食べたい」という根本的な動機は共通しています。

特に経営者と医療関係者に共通するのは、「通常の交友関係では満たされない食のニーズ」がある点です。経営者は社内に対等な関係で食事を楽しめる相手が少なく、医療関係者は勤務スケジュールの都合で予定を合わせにくい。どちらも職業特有の制約が、新しい食事相手を探す動機になっています。

性別比 — 女性がやや多いが大差なし

女性57%、男性42%。女性がやや多いものの、大きな偏りはありません。性別によるジャンルの好みには明確な違いがあり、女性はカフェやアフタヌーンティーの利用率が高く、男性は焼肉や居酒屋を選ぶ傾向があります。ただし和食やイタリアンなど性別を問わず人気のジャンルも多く、食事の場での相性は性別よりもジャンルや予算帯の一致度に左右されると言えます。

年代ごとに異なる「食事相手を探す理由」

同じ「食事相手を探す」行為でも、年代によってその背景は異なります。20代は新社会人として生活圏が変わり、学生時代のように気軽に誘える友人が減ったことが動機になりやすいです。好奇心が旺盛で新しいジャンルに挑戦したい気持ちも強く、カフェや焼肉などカジュアルなジャンルへの関心が高くなっています。

30代は最も多様な動機を持つ層です。仕事が忙しくなり既存の交友関係が薄れてきた人、結婚や出産で生活パターンが変わった人、転職で環境がリセットされた人。いずれも「以前は自然にあった食事の機会が、気づけば減っていた」という共通の経験がベースにあります。40代・50代は経済的余裕がある反面、新しい食事仲間と出会う機会が少なくなる年代です。質の高い食事を共有できる相手を求めて、和食やフレンチなど落ち着いたジャンルを中心に利用しています。

食後の評価 — 98%が「良かった」

実際に食事をした後の評価データも確認しました。結果、98%が「良かった」という評価です。この高い数字の背景には、ジャンルや予算の希望が事前にすり合わされているため、当日のミスマッチが起きにくい仕組みがあります。「思ったより高かった」「安すぎて物足りなかった」といった予算面での不満が出にくいことが、満足度を押し上げている大きな要因です。

食事の目的が「一緒に食事を楽しむ」というシンプルなものに絞られている点も重要です。目的が明確なぶん、期待と現実のズレが小さくなります。初対面であっても「この店に行きたい」という共通の関心が最初の話題になるため、会話のきっかけに困ることも少ないのでしょう。

データから見える「食事相手探し」のリアル

データから見えてきたのは、意外と幅広い層が「新しい食事相手」を探しているということです。30代の会社員がボリュームゾーンですが、20代から50代まで、経営者から医療関係者まで、多様な属性の人が利用しています。年代や職業が違っても、「美味しいものを一緒に楽しみたい」という想いは共通です。Gourmateではジャンル・予算・日時を指定して食事相手を探せます。「今度の土曜、誰かと焼肉に行きたい」。そんなときに試してみてください。