食事会の募集を立てても、なかなか応募が集まらないと悩む人は少なくありません。せっかくお店を決めて声をかけたのに反応が薄いと、次の募集をためらってしまいます。この記事では、ソーシャルダイニングサービス「Gourmate(グルメイト)」上で作成された食事会の募集を集計し、応募が集まりやすい募集にどんな共通点があるのかを整理しました。紹介文の長さや募集を立てるタイミングなど、今日から実践できるポイントを、実際のデータをもとに紹介します。

何を分析したのか

今回は、Gourmate上で作成された食事会の募集について、紹介文の長さや募集を立てたタイミング、選ばれているジャンル・予算・曜日といった傾向を集計しました。応募がどれくらい集まりやすいかは、募集どうしを比べた相対値(倍率)で示しています。件数などの実数や、個人が特定される情報は扱っていません。

集計から見えてきたのは、募集の「中身」と「タイミング」で、応募の集まりやすさに差が出るという傾向です。どちらも特別なテクニックではなく、募集を立てる人が少し意識するだけで実践できるものばかりでした。ここからは、特にはっきりと差が表れた2つの発見を紹介します。

発見1: 紹介文が長い募集ほど応募が集まりやすい

まず分かったのは、紹介文の長さと応募の集まりやすさに関係があるという点です。紹介文が300字以上ある募集は、100字未満の募集にくらべて、応募が約1.5倍集まりやすい傾向が見られました。ほんの数行の違いに見えて、集まり方には無視できない差が出ています。

なぜ長い紹介文のほうが集まるのでしょうか。応募する側は、まだ会ったことのない相手の募集を見て、参加するかどうかを判断します。短い紹介文だと、どんな人が、どんな目的で開くのかが伝わらず、参加する自分の姿をイメージできません。逆に、自己紹介や食事会を開く理由、どんな雰囲気にしたいかまで書かれていると、読んだ人は「この場なら自分も楽しめそう」と安心できます。文章量そのものより、人柄と目的が伝わることが応募につながっていると考えられます。

具体的にイメージしてみましょう。「〇〇で焼肉食べませんか」という一文だけの募集と、「最近この街に引っ越してきて、食べ歩き仲間を探しています。前から気になっていた〇〇で、ゆっくり話しながら焼肉を楽しみたいです。はじめての参加でも歓迎です」という募集では、後者のほうが応募する側は雰囲気をつかみやすくなります。同じお店でも、書き方ひとつで参加のイメージは大きく変わります。紹介文をていねいに書くことは、自分の食事会に合う人へ募集を届ける工夫でもあるのです。

応募が集まる紹介文の書き方

長く書くといっても、埋めるための文章では意味がありません。次のような要素を盛り込むと、自然と300字くらいの、伝わる紹介文になります。

  • 自己紹介をひと言添える。年代や仕事、食べ歩きが好きといった簡単なことで十分です
  • 食事会を開く理由を書く。気になっていたお店に行きたい、同じ趣味の人と話したいなど
  • どんな雰囲気にしたいかを伝える。ゆっくり話したい、わいわい楽しみたいなど
  • 来てほしい人を具体的に書く。はじめての参加でも歓迎、という一文があると応募のハードルが下がります
  • お店の魅力やその日の過ごし方に触れる。何を食べるお店なのかが分かると、参加のイメージが湧きます

発見2: 早めに立てた募集ほど応募が集まりやすい

もうひとつはっきり出たのが、募集を立てるタイミングです。開催日の15日以上前に立てられた募集は、開催まで3日以内に立てられた募集にくらべて、応募が約2.5倍集まりやすい傾向がありました。実際に、Gourmate上の募集全体の約37%が、開催15日以上前に作られています。多くの人が、余裕をもって募集を準備していることがうかがえます。

理由はシンプルで、多くの人は予定を事前に立てて食事会に参加したいと考えているからです。仕事や家庭の予定がある中で、数日後の食事会にすぐ予定を合わせられる人は限られます。開催まで日にちがあれば、それだけ多くの人が予定を調整でき、結果として応募が集まりやすくなります。募集を立てるなら、直前ではなく、開催の2週間以上前を目安にすると、余裕をもって人が集まります。

どのくらい前に立てるとよいか

目安は、開催の2週間以上前です。データでも、募集全体の約37%が開催15日以上前に立てられており、余裕をもって準備するのが一つの標準的な形になっています。あまりに先すぎると参加者も予定を読みにくくなりますが、2週間から1か月ほど先であれば、参加したい人も予定を組みやすく、募集を立てた側も人数を見ながらお店の予約を進められます。もし予定を思い立ったのが開催間近になってしまった場合でも、募集をあきらめる必要はありません。応募が集まるまで少し時間がかかることを見込んで、できるだけ早めに募集を公開しておくと安心です。声のかけ方そのものに迷う場合は、ご飯の誘い方をまとめた記事もあわせて参考になります。

参考データ: 選ばれやすいジャンル・予算・曜日

自分の募集を計画するときは、どんな食事会がよく立てられているかを知っておくと参考になります。ここでは、Gourmate上の募集で選ばれているジャンル・予算・曜日の傾向を紹介します。

まずジャンルです。焼肉や和食、居酒屋といった、みんなで囲みやすい定番のジャンルが上位に並びます。

ジャンル

選ばれている割合

焼肉

13.4%

和食

12.2%

居酒屋

10.8%

イタリアン

10.6%

カフェ

8.5%

フレンチ

7.4%

寿司

6.0%

ジャンル別のより詳しい傾向は、食事会で人気のジャンルランキングの記事で紹介しています。次に予算帯を見ると、最も多いのは5,001〜10,000円で、全体の23.3%を占めます。次いで2,501〜5,000円が18.6%と続き、無理なく参加できる価格帯が中心です。予算の相場については、食事会の予算データをまとめた記事もあわせてご覧ください。

最後に開催曜日です。最も多いのは土曜で、全体の22.4%を占めます。休日にゆっくり食事を楽しみたい人が多いことがうかがえます。一方で平日も各曜日11.9〜13.8%とほぼ均等に開かれており、仕事帰りに食事会を楽しむ人も少なくありません。曜日ごとの詳しい傾向は、食事会の開催曜日を集計した記事で紹介しています。

これらの傾向から見えてくるのは、多くの人が「行きやすいお店」で「無理のない予算」の食事会を、休日や仕事帰りに楽しんでいるという姿です。自分の募集を立てるときも、こうした定番に沿ってお店や日程を選ぶと、参加を検討する人にとって身近な選択肢になります。もちろん、めずらしいジャンルや特別なお店の募集にも、その内容に惹かれる人は集まります。大切なのは、どんな食事会なのかが紹介文からはっきり伝わることです。

応募が集まる募集の書き方チェックリスト

ここまでの内容を、募集を立てるときに見返せるチェックリストにまとめました。すべてを一度に満たす必要はありませんが、意識するだけで応募の集まり方は変わってきます。

  • 紹介文は300字を目安に、自己紹介と食事会を開く理由を書く
  • どんな人に来てほしいかを具体的に添える
  • 募集は開催の2週間以上前を目安に、早めに立てる
  • お店やジャンルを先に決めて、募集の中身をイメージしやすくする
  • 予算帯を分かりやすく示し、参加しやすさを伝える
  • 開催日は参加者が集まりやすい土曜に加え、平日の夜も検討する

特に効果が大きいのは、紹介文をていねいに書くことと、早めに募集を立てることの2点です。どちらも今日からすぐに実践でき、応募の集まりやすさに直結します。募集がなかなか集まらないと感じているなら、まずはこの2点を見直すところから始めてみてください。

これから食事会の募集を立てる方へ

Gourmate(グルメイト)は、「食」を起点に、人がつながるソーシャルダイニングサービスです。エリアや食のジャンルから気になる食事会の募集を探して応募することも、自分で行きたいお店の食事会の募集を立てることもできます。男性同士・女性同士の食事会もあるため、同性の食事仲間を探したい人にも向いています。

予定を事前に立ててから食事会を楽しむスタイルなので、忙しい毎日でも計画的に予定を組めます。今回のデータで分かったように、紹介文をていねいに書き、早めに募集を立てるだけで、応募は集まりやすくなります。無料で始められるので、まずはどんな食事会の募集があるか眺めつつ、自分の募集を立ててみてはいかがでしょうか。