リモートワークの日は、気づけば一日誰とも話していなかった。そんな日が珍しくなくなった人は多いはずです。通勤がなく、会議はオンラインで済み、雑談は発生しない。働き方としては快適なのに、どこか消耗していく感覚があるなら、それは孤独が原因かもしれません。この記事では、リモートワークの孤独の正体を整理した上で、最も手軽で効果的な対策である「誰かと食事をする予定を持つこと」について解説します。あわせて、職場の外に食事の場を持つ方法として、ソーシャルダイニングサービス「Gourmate(グルメイト)」も紹介します。
リモートワークの孤独の正体
リモートワークの孤独は、「会話がゼロになること」だけが原因ではありません。正確には、仕事に必要な会話は残り、それ以外の会話が消えることが問題です。オフィスにいた頃は、席を立ったついでの一言や、昼休みの何気ない雑談が、意識しないうちに気持ちの換気になっていました。オンライン会議は議題が終われば即座に切れます。用件のある会話だけで一日が構成されると、人と話しているのに、誰ともつながっていない感覚が残ります。
さらに、仕事と生活の境界が消えることも孤独感を強めます。同じ部屋で働き、同じ部屋で休み、同じ部屋で食べる。場面の切り替えがないため、気分の切り替えも起こりにくくなります。特に食事の時間は、オフィス勤務なら誰かと過ごす可能性が最も高い時間でした。リモートワークでは、そこが真っ先に「一人の時間」に置き換わります。
この感覚は甘えではありません。働く場所が変わって、人と過ごす仕組みが生活から消えただけです。仕組みが消えたなら、意識的に作り直せばよい、というのがこの記事の結論です。
なぜ「食事の予定」が孤独対策として効くのか
孤独対策には趣味や運動などいろいろな選択肢がありますが、食事には他にない強みがあります。まず、毎日必ず発生することです。新しい習慣をゼロから作る必要がなく、どうせ食べる昼食や夕食を「誰かと食べる」に置き換えるだけで済みます。
次に、会話が自然に生まれることです。目の前の料理という共通の話題が最初からあるため、久しぶりの相手や初対面の相手とでも間が持ちます。一緒に食事をすることが人との距離を縮める働きを持つことは、一緒にご飯を食べる心理の解説記事で紹介している通り、複数の研究でも指摘されています。職場のメンバーとの食事がチームに与える効果については職場で一緒にご飯を食べる効果の記事で詳しく扱っています。
そして、予定として置けることです。「もっと人と話そう」という漠然とした目標は続きませんが、「金曜の夜はこの食事会」という予定はカレンダーに入ります。リモートワークの孤独対策は、意志ではなく予定で解決するのが現実的です。
今日からできる工夫
まず、出社日がある人は、出社日に食事の予定を寄せることです。せっかく人がいる場所に行くのに、昼食を一人で済ませるのはもったいない使い方です。同僚を軽くランチに誘う、それだけで出社日の価値が変わります。誘い方に迷う場合はご飯の誘い方の解説記事が参考になります。
完全リモートの人は、週に1回、外で誰かと食べる予定を先に入れてしまうことです。仕事が終わってから考えるのではなく、週のはじめに食事の予定を確定させておく。予定が先にあると、その日を目印に一週間のリズムが生まれます。
もう1つ意識したいのは、オンラインの交流で代替しきらないことです。オンライン飲み会や通話も助けにはなりますが、同じ空間で同じものを食べる時間の濃さは別物です。画面越しの会話が増えている人ほど、対面の食事の予定を意識して確保する価値があります。
職場の外に「食事の場」を持つ
同僚や友人と予定が合えば理想ですが、リモートワークではその調整自体が難しいこともあります。そこで選択肢になるのが、職場や友人関係の外に食事の場を持つことです。
利害関係のない相手との食事には、独特の気楽さがあります。仕事の進捗も評価も関係なく、目の前の料理と会話だけを楽しめばよい。日中ずっと仕事の文脈の中にいるリモートワーカーにとって、役割から離れられる時間はそれ自体が回復になります。初対面の人との食事会が不安な方は、知らない人とご飯に行くのはアリかを解説した記事で雰囲気をつかんでみてください。
Gourmateで「人と食べる予定」をカレンダーに入れる
Gourmate(グルメイト)は、「食」を起点に、人がつながるソーシャルダイニングサービスです。エリアや食のジャンルから気になる食事会の募集を探して応募することも、自分で行きたいお店の食事会を立てて参加者を募ることもできます。お店・日時・人数・予算が最初から決まっているため、日程調整の負担がなく、男性同士・女性同士の食事会もあります。
予定を事前に立てて食事会を楽しむスタイルは、リモートワークの生活と特に相性が良いはずです。週の真ん中や週末に「人と食べる予定」をひとつ入れておくだけで、一人で働く日々に区切りとリズムが生まれます。無料で始められるので、まずはどんな食事会が募集されているかをのぞいてみてください。


