社会人になると、学生時代のように同じ趣味の友達を自然に見つける機会が減っていきます。「食」を起点に、人がつながるソーシャルダイニングサービス「Gourmate(グルメイト)」にも「同じ趣味を持つ人と食事をしたい」という声が寄せられることがあり、趣味仲間を求める社会人は少なくありません。この記事では、同じ趣味の友達が見つかるアプリやサービスをタイプ別に比較しながら、趣味友探しのコツや安全に利用するためのポイントを解説します。

社会人が趣味友を見つけにくい理由

学生時代は部活やサークル、授業を通じて同じ趣味の人と自然に接点がありました。しかし社会人になると、日常生活で趣味が合う人と知り合う機会は限られてきます。職場の人間関係は仕事が中心になりがちで、プライベートの趣味を深く共有できる相手を見つけるのは簡単ではありません。

これは感覚の問題ではありません。内閣府が全国の満16歳以上を対象に実施している「人々のつながりに関する基礎調査」(孤独・孤立の実態把握に関する全国調査)の令和6年調査では、地域や職場以外の社会活動について「特に参加はしていない」と答えた人が50.6%と多数派でした。何らかの活動に参加している人は46.6%です。趣味を通じたつながりの場に、そもそも接点を持てていない人のほうが多いことになります。

転勤や引っ越しで新しい土地に移った場合はなおさらです。さらに、仕事が忙しくなると趣味の時間自体が減り、既存の趣味仲間とも疎遠になりやすくなります。そうした背景から、アプリやオンラインサービスを活用して趣味仲間を探す社会人が増えています。通勤時間や休憩中にスマホで手軽に探せるため、忙しい社会人でも無理なく使える点が利点です。社会人の友達作り全般については、社会人の友達作りの記事で整理しています。

同じ趣味の友達が見つかるアプリ・サービス

趣味友探しに使われるサービスは、つながり方の設計が異なります。まず全体像を比較します。

サービス

つながり方

探しやすい相手

向いている人

つなげーと

イベントに参加申請する

趣味ジャンル別の仲間

ニッチな趣味の仲間を探したい人

ジモティー

掲示板の募集に応募する

同じ地域の仲間

近所で活動できる相手を探したい人

Gourmate

食事会の募集に応募する

食の関心が近い人

まず会って話してみたい人

SNSのコミュニティ

投稿やハッシュタグから

全国の同好の人

オンラインで交流を深めたい人

料金や機能はサービスごとに異なり、変更されることもあります。登録前に必ず各サービスの公式情報を確認してください。

つなげーと

つなげーとは、趣味を通じた友達作りに特化したイベントアプリです。飲み会やカフェ会、スポーツ、ボードゲーム、アウトドアなど、さまざまな趣味ジャンルのイベントが掲載されており、気になるものに参加申請するだけで趣味仲間と交流できます。

特徴的なのは、1対1のメッセージではなくイベント参加を通じて交流する仕組みです。いきなり個人間でやり取りするのではなく、グループでの活動から始められるため、初対面の相手とも自然に話しやすい環境が整っています。趣味ジャンルが細かく分かれているので、ニッチな趣味でも仲間を見つけやすい点が強みです。

ジモティー

ジモティーは地域密着型の掲示板サービスとして知られていますが、「メンバー募集」カテゴリでは趣味仲間を探す投稿が活発に行われています。「友達」「サークルメンバー」などの分類から検索でき、自分の住んでいるエリアで同じ趣味の仲間を見つけやすいのが特徴です。

地域に根ざしたサービスのため、実際に会って活動できる距離感の相手を探しやすい点が利点です。スポーツ仲間やバンドメンバー、語学学習パートナーなど、幅広い趣味の募集が投稿されています。自分から仲間を募集する使い方もできます。

Gourmate(グルメイト)

Gourmateは、「食」を起点に、人がつながるソーシャルダイニングサービスです。「このお店に行きたい」「この料理を食べたい」という食の興味から食事会の募集を掲載したり応募したりでき、食べることが好きな人同士が交流できます。お店・日時・人数・予算があらかじめ決まった食事会の募集に応募する形式のため、趣味の合う人を探しながらも、いきなり1対1でやり取りする気まずさを避けたい人に向いています。

趣味友探しのアプリとは切り口が異なりますが、「食」という共通の関心事を入口にすることで、会話の中からお互いの趣味や価値観を知っていけます。実際に食事を共にする体験は、オンラインだけのやり取りに比べて相手の人柄を知りやすく、そこから趣味が合う友達関係に発展することもあります。

会員登録と募集の閲覧は無料です。募集への応募には応募チケットを使い、Gourmate Plusに加入している場合はチケットを消費せずに応募できます。ただし掲載されている募集の数には地域差があるため、お住まいのエリアによっては、自分で募集を掲載して趣味の合いそうな人を募る使い方が向いています。

SNSの趣味コミュニティ

特定のアプリに限らず、XやInstagramの趣味アカウント、Discordサーバー、LINEオープンチャットなども趣味友探しに使えます。ハッシュタグで同じ趣味の人を見つけたり、趣味専門のコミュニティに参加することで、全国の趣味仲間とつながれます。

SNS経由の場合は、まずオンラインで交流を深めてからオフラインで会うという段階を踏めるため、相手の人となりをある程度把握した上で会えます。ただし、匿名性が高い分、本人確認の仕組みがある専用アプリに比べると安全面での注意が必要です。友達作りのアプリ全般の選び方は、友達作りアプリの選び方の記事で詳しく扱っています。

趣味友アプリを選ぶときのチェックポイント

趣味友探しのアプリやサービスを選ぶ際は、いくつかのポイントを確認しておくと失敗が少なくなります。

  • 自分の趣味に合ったジャンルやカテゴリが用意されているか
  • 自分の住んでいるエリアで活動している人がいるか
  • 1対1ではなくグループ交流ができる仕組みがあるか
  • 本人確認や通報機能など安全対策が整っているか
  • 無料で基本機能が使えるか、課金体系が明確か

アプリによって得意なジャンルや利用者層が異なるため、ひとつに絞らず複数のサービスを試してみるのがおすすめです。都市部ではイベント型のアプリが充実している一方、地方では地域密着型の掲示板サービスのほうが仲間を見つけやすい場合もあります。

趣味友探しがうまくいかないときに見直したい点

趣味の範囲を狭く設定しすぎている

ジャンルを細かく絞りすぎると、そもそも該当する人が自分の地域にいないことがあります。まずは一段広いくくりで探し、会ってから具体的な話に入るほうが見つかる確率は上がります。

オンラインのやり取りだけで止まっている

メッセージが続いても、会う段階に進まないまま自然消滅するのはよくあることです。日時と場所が先に決まっている形式の集まりを選ぶと、この段差を越えやすくなります。

一度で見切りをつけている

初回で気の合う相手に当たるとは限りません。相性は確率の問題なので、単発で参加できる場を選び、何度か試しながら判断するほうが結果的に近道です。

アプリ以外で同じ趣味の友達を見つける方法

社会人サークルや交流会に参加するのは、趣味友を見つける代表的な方法です。フットサルやテニス、登山などのスポーツ系サークル、読書会や写真撮影会などの文化系サークルが各地域で活動しています。定期的に同じメンバーと顔を合わせることで、自然と距離が縮まりやすいのが社会人サークルの利点です。

趣味のワークショップや体験イベントに参加するのもひとつの手です。料理教室や陶芸体験、プログラミング勉強会など、興味のある分野のイベントに足を運ぶことで、同じ関心を持つ人と知り合えます。一度きりの単発イベントよりも、連続講座のように複数回会える形式のほうが友達関係に発展しやすい傾向があります。

そもそもどんな趣味から始めるか迷っている方は、社会人におすすめの趣味をまとめた記事も参考になります。同性の友達を探したい場合は、同性の友達がほしい大人の女性向けの記事で進め方を解説しています。

趣味友アプリを安全に使うためのポイント

趣味友探しのアプリやサービスを利用する際は、安全面への配慮も欠かせません。楽しく交流を続けるために、以下のポイントを意識しておきましょう。

  • 初回は必ずカフェやレストランなど、人目のある公共の場所で会う
  • 住所や勤務先などの個人情報は、信頼関係ができるまで共有しない
  • 金銭の貸し借りやビジネスの勧誘には応じない
  • 違和感があれば無理に交流を続けず、距離を置く
  • 運営への通報機能やブロック機能があるサービスを選ぶ

グループでのイベントに参加する形式のサービスを選ぶのも、安全性を高める方法のひとつです。複数人での食事会やアクティビティであれば、1対1で会うよりも心理的な負担が軽くなります。

同じ趣味の友達がいると、休日の過ごし方が充実し、日常にも張り合いが生まれます。忙しい社会人だからこそ、アプリやサービスを上手に活用して、趣味を一緒に楽しめる仲間を見つけてみてください。