「ご飯友達がほしい」「一緒にご飯を食べてくれる人を探したい」と感じたとき、選べる手段は大きく4つあります。身近な人に声をかける、趣味やコミュニティのつながりから広げる、SNSや掲示板の募集を見る、食事会サービスを使う、の4つです。どれが正解ということはなく、住んでいる場所や求める距離感によって向き不向きが変わります。この記事では、それぞれの方法の中身と向き不向きを公平に整理したうえで、自分に合う方法を選ぶための軸と、実際に食事につながるまでの流れをまとめます。
ご飯友達・食事仲間とはどんな関係を指すのか
ご飯友達とは、一緒にご飯を食べることを目的にした友達のことです。飯友(めしとも)、飯フレ、食事仲間と呼ばれることもありますが、指している中身はほとんど同じで、呼び方が違うだけです。言葉の由来やニュアンスの細かな違いは飯友(めしとも)とは何かを整理した記事で解説しています。
普通の友達との違いは、関係の起点が食事に絞られていることです。日常の相談ごとまで幅広く共有する友人関係と違い、ご飯友達は「一緒にご飯に行く」という一点で成り立ちます。生活に深く踏み込まないぶん、しばらく連絡していなくても気兼ねなく誘えるのが特徴です。
もうひとつの特徴は、恋愛や仕事上の利害と切り離して考えられることです。評価や立場を気にせず「この料理おいしいね」と言い合える相手なので、男性同士・女性同士で食事仲間を探す人も少なくありません。同じ食卓を囲むことで相手への親近感が育まれやすいことは、心理学の研究でも指摘されています。その仕組みについては一緒にご飯を食べる心理を解説した記事をご覧ください。
大人になってから食事仲間がほしくなるのは自然なことです。学生の頃は授業やサークルで食事の相手が自然に見つかりましたが、社会人になると友人はそれぞれ仕事や家庭の予定を抱え、日程を合わせるだけでもひと苦労になります。「一人で食べるのが寂しい」というより、「行きたいお店に一緒に行ける相手がいない」という悩みのほうが実感に近い人が多いはずです。二名からしか予約できないお店、コース料理やシェアが前提のお店は、誘える相手が一人いるだけで選択肢に入ってきます。
ご飯友達・食事仲間を見つける4つの方法
ここからは、食事仲間を見つける4つの方法を順に見ていきます。どれか一つに絞る必要はなく、複数を並行して試すほうが現実的です。
身近な接点から広げる
最初に検討したいのが、すでに面識のある人からたどる方法です。同僚、学生時代の友人、習い事の知り合いなどに「ご飯だけ気軽に行ける相手がほしい」と伝えておくと、食の好みが近い人を紹介してもらえることがあります。相手の人となりが分かった状態から始められるので、安心感は4つの中でもっとも高い方法です。
一方で、声をかけられる相手の数には限りがあります。転勤や上京で知り合いが少ない場合や、職場とプライベートを分けておきたい場合には、この方法だけでは広がりにくいのが実情です。誘い方そのものに迷うときは、ご飯の誘い方とシーン別の文例をまとめた記事が参考になります。
趣味やコミュニティから広げる
社会人サークル、習い事、地域のイベントなど、共通の関心でつながる場から食事に発展させる方法です。同じ話題を共有しているので会話に困りにくく、活動のあとに「今度ご飯でも」と自然に誘えます。関係が続きやすいのも利点です。
ただし、活動の中心はあくまで趣味なので、食事だけを楽しみたい人にとっては遠回りになることがあります。継続的な参加が前提の場も多く、仕事の都合で参加が途切れると関係も途切れやすくなります。お酒を軸に考えている場合は、飲み友達がほしい社会人向けに作り方を比較した記事で場の選び方を目的別に整理しています。
SNS・掲示板の募集を見る
SNSのハッシュタグ検索や掲示板で、一緒に食事をする相手を募っている投稿を探す方法です。費用がかからず、地域や食のジャンルを絞って探せる手軽さがあります。
その反面、相手の情報がほとんど分からないまま連絡を取ることになり、目的の食い違いや金銭面のトラブルが起きやすい方法でもあります。本人確認の仕組みや通報の窓口が用意されていない場が多いため、待ち合わせ場所や連絡先の扱いはすべて自分の判断に委ねられます。この方法を選ぶなら、初回は昼の時間帯に人通りのある場所を選ぶなど、自衛の手順を決めておくことが前提になります。
食事会サービスを使う
お店・日時・人数・予算が決まった食事会の募集を見て応募する方法です。検索されることの多い「食事 マッチング」「ご飯友達 アプリ」といった言葉でたどり着くのも、多くはこの選択肢です。食事という目的が最初から共有されているので、長いやり取りを重ねなくても食事の予定が決まります。
恋愛を前提としたサービスと混同されることもありますが、性格はまったく違います。食事だけを楽しみたい場合の使い分けはマッチングアプリをご飯目的で使うときの注意点をまとめた記事で整理しています。進め方の詳しい手順は社会人のご飯友達の作り方の記事、方法ごとの比較は一緒にご飯を食べてくれる人の探し方の記事もあわせてご覧ください。
自分に合う方法を選ぶための3つの判断軸
方法を並べても迷ってしまうときは、次の3つの軸で絞り込むと判断しやすくなります。
安全に会える仕組みがあるか
初対面の相手と食事をする以上、場の側にどんな仕組みがあるかは最初に確認したい点です。本人確認、プロフィールの登録、通報やブロックの窓口、規約違反への対応。この4つが整っているかどうかで、起きうるトラブルの幅は大きく変わります。仕組みが用意されていない場を使う場合は、初回は昼の時間帯にする、個室や自宅ではなく人通りのあるお店を選ぶ、連絡先の交換を急がないといった自衛の手順を自分で用意しておきましょう。
同性同士でも使いやすいか
食事仲間を探す相手は異性とは限りません。むしろ、恋愛の要素を持ち込まずに済む同性のほうが気兼ねなく続けやすいという声は多くあります。ところが場によっては、参加者の性別構成が偏っていたり、同性同士の参加が想定されていなかったりします。性別の条件を指定できるか、同性だけの食事会があるかを確認しておくと、想定と違う場に参加してしまう事態を避けられます。同性の相手を探すときの考え方は同性の友達がほしい大人の女性に向けた記事でも整理しています。
目的が食事で一致しているか
すれ違いのほとんどは、目的のずれから生まれます。食事を楽しみたい人と、交際相手を探している人が同じ場にいると、どちらにとっても居心地の悪い時間になってしまいます。募集の文面や場そのものの説明を読んで、何を目的にした集まりなのかを確かめてから応募することが、いちばん確実なすれ違い防止策です。予算と人数が明記されているかも、あわせて見ておきたい点です。
食事会の募集を掲載してから当日までの流れ
Gourmate(グルメイト)は、「食」を起点に、人がつながるソーシャルダイニングサービスです。エリアや食のジャンルから食事会の募集を探して応募することも、自分で行きたいお店の食事会の募集を掲載して参加者を募ることもできます。実際の流れは大きく3段階です。
まず、募集を掲載する側は、行きたいお店、日程の候補、募集する人数、予算の目安を決めて掲載します。お店と条件が先に決まっているので、日程調整のやり取りを何往復も重ねる必要がありません。予定を前もって組んでから食事を楽しむスタイルなので、仕事の合間を縫って参加する社会人でも段取りしやすくなっています。
次に、参加したい人が応募します。応募の段階でプロフィールと参加したい日程が相手に伝わるため、初対面でも当日の想像がつきます。参加が決まったらチャットで待ち合わせ場所や当日の細かな相談ができます。
そして当日は、お店で食事を楽しみます。支払いは割り勘が基本なので、金額の気まずさが残りません。会話に困ったときは目の前の料理が話題になりますし、お店選びに迷う段階なら初対面の食事に向いたジャンルをデータで検証した記事が参考になります。
ご飯友達との関係を長く続けるためのコツ
一度食事をして終わりにせず、関係を続けていくためのコツは、気楽さを損なわない距離感を保つことに尽きます。
まず、支払いは割り勘を基本にすることです。おごり・おごられを前提にすると貸し借りの意識が生まれ、次に誘いにくくなります。金額のやり取りをあっさり済ませられる関係のほうが、続けやすくなります。
次に、お店選びを持ち回りにすることです。毎回どちらか一方が決めると負担が偏りますが、交代で「次はここに行きたい」を出し合えば、二人とも新しいお店を楽しめます。食事の終わりに次の候補を一つ挙げておくだけでも、次の約束につなげやすくなります。
そして、会う頻度の期待値をそろえることです。毎月のように会いたい人もいれば、季節に一度で十分という人もいます。自分の理想を押し付けず、相手の心地よいペースを尊重するほうが長続きします。食のジャンルや目的ごとに複数の食事仲間がいると、その日の気分に合わせて誘えるようになり、一人の相手に頼りすぎずに済みます。